2005年05月22日

ケンブリッジ観光 : トリニティ・カレッジ

「ニュートン」と「くまのプーさん 著者」の所属したカレッジ

トリニティ・カレッジ(Trinity College)[地図] は、ケンブリッジ大学のカレッジのなかで一番金持ちと言われている。一説によると、スコットランドからケンブリッジまでトリニティの所有する土地を歩いてたどり着けるとのこと。ケンブリッジ大学には31のカレッジがあり、在籍中の学生はいずれかのカレッジに必ず所属する。17世紀にケンブリッジ大学に在籍したニュートン(Sir Isaac Newton)も、19世紀に在籍した「くまのプーさん」著者のミルン(Alan Alexander Milne)も、このトリニティ・カレッジに所属した。

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ニュートン
トリニティ・カレッジの図書館(Wren Library)[地図] にはニュートンがフック(Hooke)に宛てた有名な手紙がある(1679年)。それには石が地球の中心に向かって落ちて行く図が直筆で描かれている。のち出版されたその「万有引力の法則(law of universal gravitation)」を記述した「Mathematical Principles of Natural Philosophy」(1687年)のニュートンの所有した第一版も展示されている。この本は、近代科学の基礎を築いたとも言われている。その他、ニュートンの髪、ステッキ、ベントリーに宛てた時計、などもある。

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くまのプーさん
今やディズニーで世界的に有名になった「くまのプーさん」。オリジナルはケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに所属していたミルンが息子のクリストファー・ロビン(Christopher Robins)のために書いたもの(息子のクリストファーものちケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジへと進学)。「プー」というのもクリストファーが毎日お父さんと歩いた散歩コースの池に生息していた一羽の白鳥に名づけた呼名だった。トリニティ・カレッジの図書館(Wren Library)にはその「くまのプーさん」の原本が展示されている。残念ながら展示されている原本は著作権の関係で撮影禁止となっていた。

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クマのプーさん (A.A.ミルン 著)

トリニティ・カレッジの図書館(Wren Library)にはそれ以外にもシェークスピアの本や8世紀の書物など展示されている。展示室は図書室でもあり、何世紀も前の書物を覗き込む博士の姿が伺えたりもする。トリニティ・カレッジを見学するために入場料が必要かも知れないが、図書館は無料で見学できる。

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トリニティ・カレッジ図書館(Wren Library)[地図]
開館時間:
平日  12:00 〜 2:00
土曜日 10:30 〜 12:30(学期中)



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2005年05月19日

ケンブリッジ観光 : キングス・カレッジ

キングス・カレッジ(King's College)(1441年設立)にはケンブリッジ大学で最も美しい教会がある。

Kings College 2このカレッジはケンブリッジの中心部、マーケット・スクウェアの向かい側に位置する[地図]。その教会の少年聖歌隊は世界的にも有名で、クリスマス・イブはその聖歌隊を聞くために、午後の礼拝にも関わらず早朝から列ができるらしい。零下ともなる冬に外で何時間も並ぶというのは相当な努力が必要である(列に並んでも入れないことさえもある)。学期中であれば土曜日を除いて毎日朝夕2回、土曜日は夕方1回、一般に公開された礼拝が行われる。

教会内のステンド・グラスは文字を読めない人々に聖書の内容を伝えるため昔、描かれたものである。それ以外にも曰く付きの彫刻や細かな工作が施されていてじっくり見ると結構面白い。ある一箇所には閉じた本の絵があり、オックスフォード関係者はそれを見て、ケンブリッジの人間は数百年も本を開くこともないまま勉強をしていない、とからかう。逆にオックスフォードにはページを開いた本の絵があるらしく、ケンブリッジ関係者は、オックスフォードの人間は数百年も同じページを開いたままで勉強が進んでいない、とからかい返す。と、そんな冗談話もある。


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