2005年05月27日

ケンブリッジMBA : MBAT (欧州 MBA オリンピック)

MBAT(欧州 MBA オリンピック)

今夜から週末にかけてMBAT(MBA Tournament)のため、パリにある名門MBAのHECに出かけてくるので、Blogは週末のあいだ小休止します。

MBATは、Oxbridge、Insead、LBS、IMD、IESE等々の欧州を代表するMBAが一同に集い、日中は様々なスポーツで競い合い、夜はパーティーで親睦を深めるという欧州MBA生達にとっては一大イベントです。今年は、NYUもアメリカから参加する予定で、全14校、合計1500人近くのMBA達が集う文字通り世界最大のMBAイベントです。

詳細は、追ってレポート致しま〜す!



☆ 人気blogランキング 参加中 ☆

クリックして ★ 一票 ★ 応援ありがとう!



  

Posted by goa2ibiza at 01:49Comments(591)TrackBack(0)

2005年05月26日

スタンフォードMBA : 受験(2)MBA受験には何が必要?

自分をマーケティング

1) 英語力
2) 実績
3) 資金


(1)英語力
トップ校を受験する場合、特に基礎的な英語力(リスニング、文法、リーディング、エッセー・ライティング)を示すTOEFLで一定以上のスコア、そして英語による論理的思考力と時間管理能力を示すGMATで高いスコアを取得する必要がある。

英語力は実際に留学してからも必要不可欠なもので、このレベルによって留学生活が大幅に異なると思う。リスニングに問題があると授業中のネイティブとのクラス・ディスカッションについて行くことに苦労。聞き取ることに神経を使い、自分の意見をまとめてクラスの前で発言するという状態に至るまで時間が掛かってしまう可能性がある。リーディングに問題があるとネイティブでも読みきれないほどの量の教科書・資料を予習しきれず授業中にディスカッションに参加できない可能性がある。エッセー・ライティングに問題があるとレポートを書き上げるのに時間が掛かったり、記述式の試験でネイティブが3時間で15〜30ページ書き上げているところ10ページ程度の差が出たり、という可能性がある。スピーキングや論理的思考能力に問題があると授業中そしてグループ・ワークでのディスカッションで発言して、相手に的確に意見を伝えることが難しい可能性がある。
と何だか脅してしまったかも知れないが、充実したMBA経験をするために総合的な英語力は高ければ高いほど良いと言える。

(2)実績
これまたトップ校を受験する場合、特に多くの人が認めるような実績が必要である。実績はより多くの場面での活躍を示せると「バランスが良い」と評価されるようだ。例えば、会社、コミュニティ、社会、そこでビジネス的な実績、または社会的意義のあることの実績。インパクトが大きい実績の方がより高く評価されるよう。いずれにせよ過去の実績が重要視される理由は、MBA取得後、将来ビジネスであれ何であれ成功をする可能性を測るためのようだ。ここで難しいと思うのは、相手(MBAアドミッション・オフィサー)が何を『実績』と思い、どのような観点からその実績を説明すると最も効果的か、という感覚を的確につかむことだと思う。

実績とそれに伴った専門的なスキルがあると、留学後、ネイティブには劣る英語力をカバーすることができることもある。MBAでは特にグループ・ワークが多く、そこでいかに知識や思考力によって貢献するかによって、クラス・メートから自分に対する評価の重要な要素になる。そこで例えば、ファイナンスやアカウンティングの専門的スキルや、数学が強みだったりするとグループ・ワークで数の分析や計算で貢献できたりする。またはマネージャーとして部門をまとめた経験があると、グループ・ワークにおいてリーダー的存在としてまとめる役を買って出て貢献できたりもする。

(3)資金
フル・タイムMBAは、通常アメリカは2年、ヨーロッパは1年である。その間、授業料と生活費が発生、逆に収入は無くなる。スタンフォードの場合、年間授業料が約350万円で2年間のプログラムなので合計約700万円。ケンブリッジの場合、1年間のプログラムなので年間授業料の約500万円。生活費に関してはスタンフォードよりケンブリッジの方が高い。でもいずれにしても高い!それから受験費用も意外と掛かる(教材費、塾受講費、試験受験費、出願費、等)。ゆえに、それなりの資金計画が必要。せっかくそれだけの資金と大切な時間を掛けるのだから、投資対効果について良く考える必要もあると思う。


でも何よりもMBA受験で重要なのは、いかに自分の過去と将来について売り込むか。ビジネス・スクールはそれぞれの方針や価値観を持ち、求める人材も異なる。そんななかでTOEFL、GMAT、GPAなどの点数のみならず、レジュメで過去の実績を示し、エッセーや推薦状で自分自身のアピールをしながら、過去と将来のキャリア・ビジョンのつながりを示す。そして出願書類のパッケージに一貫したストーリーを持たせる。なによりも重要なのがそのパッケージでプレゼンテーションする自分自身は、そのビジネス・スクールの求める人材として『FIT』していることが伝わることだと思う。



☆ 人気blogランキング 参加中 ☆

クリックして ★ 一票 ★ 応援ありがとう!



  
Posted by goa2ibiza at 00:08Comments(63)TrackBack(1)

2005年05月22日

ケンブリッジ観光 : トリニティ・カレッジ

「ニュートン」と「くまのプーさん 著者」の所属したカレッジ

トリニティ・カレッジ(Trinity College)[地図] は、ケンブリッジ大学のカレッジのなかで一番金持ちと言われている。一説によると、スコットランドからケンブリッジまでトリニティの所有する土地を歩いてたどり着けるとのこと。ケンブリッジ大学には31のカレッジがあり、在籍中の学生はいずれかのカレッジに必ず所属する。17世紀にケンブリッジ大学に在籍したニュートン(Sir Isaac Newton)も、19世紀に在籍した「くまのプーさん」著者のミルン(Alan Alexander Milne)も、このトリニティ・カレッジに所属した。

CambridgeTrinity Wren Library 1CambridgeTrinity Wren Library 2











CambridgeTrinity Wren Library 3.JPGCambridgeTrinity Wren Library 4






CambridgeTrinity Wren Library 5CambridgeTrinity Wren Library 6.JPG











ニュートン
トリニティ・カレッジの図書館(Wren Library)[地図] にはニュートンがフック(Hooke)に宛てた有名な手紙がある(1679年)。それには石が地球の中心に向かって落ちて行く図が直筆で描かれている。のち出版されたその「万有引力の法則(law of universal gravitation)」を記述した「Mathematical Principles of Natural Philosophy」(1687年)のニュートンの所有した第一版も展示されている。この本は、近代科学の基礎を築いたとも言われている。その他、ニュートンの髪、ステッキ、ベントリーに宛てた時計、などもある。

CambridgeTrinity Wren Library Newton 1.JPGCambridgeTrinity Wren Library Newton 3.JPG






CambridgeTrinity Wren Library Newton 2.JPGCambridgeTrinity Wren Library Newton 4.JPG











CambridgeTrinity Wren Library Newton 5.JPGCambridgeTrinity Wren Library Newton 6.JPG







くまのプーさん
今やディズニーで世界的に有名になった「くまのプーさん」。オリジナルはケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに所属していたミルンが息子のクリストファー・ロビン(Christopher Robins)のために書いたもの(息子のクリストファーものちケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジへと進学)。「プー」というのもクリストファーが毎日お父さんと歩いた散歩コースの池に生息していた一羽の白鳥に名づけた呼名だった。トリニティ・カレッジの図書館(Wren Library)にはその「くまのプーさん」の原本が展示されている。残念ながら展示されている原本は著作権の関係で撮影禁止となっていた。

Amazon poo.jpg







クマのプーさん (A.A.ミルン 著)

トリニティ・カレッジの図書館(Wren Library)にはそれ以外にもシェークスピアの本や8世紀の書物など展示されている。展示室は図書室でもあり、何世紀も前の書物を覗き込む博士の姿が伺えたりもする。トリニティ・カレッジを見学するために入場料が必要かも知れないが、図書館は無料で見学できる。

CambridgeTrinity Wren Library Shakespear 1.JPGCambridgeTrinity Wren Library Shakespear 3.JPG











トリニティ・カレッジ図書館(Wren Library)[地図]
開館時間:
平日  12:00 〜 2:00
土曜日 10:30 〜 12:30(学期中)



☆ 人気blogランキング 参加中 ☆

クリックして ★ 一票 ★ 応援ありがとう!



  
Posted by goa2ibiza at 02:16Comments(34)TrackBack(0)

2005年05月21日

ケンブリッジMBA : 夢 ・ 情熱 ・ 想い

10年振りの再会 ・・・夢・情熱・想い

所用があってロンドンに行った際に、大学時代のソッカー部(さっかー部)仲間でロンドン在住の2人と10年振りに再会を果たした。一人は、企業派遣によるロンドンでのMBA留学を終え、来週月曜日に日本に帰国予定のX。もう一人は、英系投資銀行のロンドン本社でM&Aを担当するY。

london






Xが送別会やら何やらで合流が遅れたため、大学時代は余り話した覚えがないYとビールと焼酎を片手に、久しぶりに熱〜い体育界トークを交わした。私が4年生の時に1年生で入部してきた彼は、我がK大に久しぶりに現れた本格的ストライカーで誰もが認めるスター選手だった。大学卒業時にはプロサッカー選手としての道もあったにも関わらず、結局将来を考えた末、名門商社への就職を決意し、その後現在の投資銀行に転職し、今に至ったとのこと。しかし、はたからみると何の悩みも持たずにエリート街道をまっしぐらのように見える彼にも、大学卒業時の進路選択、現在のキャリア、そして将来のキャリア展望等に関して後悔、及び悩みはあるようで、そんな彼の話を聞いているうちに、『夢・情熱・想い』という人生に欠かせない大事なものについて改めて考えさせられた。

Jリーグの名門チームのジュニア・ユース・チームで活躍し、幼き頃よりサッカー選手として将来を嘱望されていた彼だったが、文武両道を説く両親の強い勧めもあり、一旦日本サッカー界より姿を消し英国の高校に単身留学をした。そこ英国でもサッカーの才能を見出された彼は、何と全英の高校オールスター選抜にも選ばれ、大いに活躍(彼と2トップを組んでいた相棒FWが、現在名門マンチェスター・ユナイテッドでプレイしていることからも、如何にこの事実が凄いことかが分かる!)。高校を卒業し日本に戻った彼には、Jリーグ入団という選択も有ったが、結局その強い文武両道志向のため大学の体育界サッカー部入部を選んだのだ。

K大ソッカー部は、関東大学リーグの中でも異色のチームであり、卒業生のほとんどがいわゆる日本の大企業に就職しビジネスマン(サラリーマン)として活躍している。プロスポーツの世界は厳しいので、サッカー選手になれる才能を持った者が多くないのも事実なのだが、実はプロからの誘いを蹴って自らサラリーマンになる者も何人かいた。そして、そのような選択をした者達は、サラリーマン生活をしながらもその進路選択が正しかったのかどうかを悩むのも少なくないようだ。Yもその一人のようで、「結局、いつ首になるか分からないのはプロスポーツと同じである外資系投資銀行で働くのであれば、プロでサッカーをやってみても良かったのでは・・・」との思いが少なからずあるようだった。

そこで改めて思ったのである。

夢にかける情熱やひた向きな想いは才能そのものに劣らず本当に大事なものであると。振り返ると、K大からプロ選手になった仲間達は必ずしもチームで最も才能を持ったプレイヤーではなかった。彼らよりも、もしくは彼らと同様の才能を持ったプレイヤーは他にもいたのだ。

プロになった彼らとその他の者達との違いは何だったのか?

それは、自分自身と夢を信じてひたすら真っ直ぐに道を進む想い、そして強い精神力だったと思う。プロになった彼らには自分の夢に向かってただひたすら努力して前進するという貪欲なまでの想いが有った。周りの誰が何と言おうと関係ない。ただひたすら前進

大学サッカー部時代、シリコンバレー駐在時代もそうであったし、そして今所属するケンブリッジMBAにいても感じるのだが、優秀で才能が有る人間は世の中に本当にたくさんいる。そんななか、もの凄い才能を持った人間に遭遇した時には、正直この先どうすれば良いのかと思う時もある。しかし、世界中から集まった俊英達と今MBAにて切磋琢磨しながら改めて思うのである。

最も大事なことは、夢にかける熱い情熱とひた向きなまでの想い(もちろん、妻が何より大事!)である。それがあるからこそ、世の中で様々な素敵なことが実現されるのだと。

当時のティーンネイジャー特有のあどけなさはすっかり影を潜め今ではすっかり往年の名プレイヤー的風格すら漂わせているYが言った。「だから、今度は後悔しないようにやるつもりです」。そんな彼は、数年後の起業を真剣に考えているとのことである。

振り返って自分はどうなのだろうか?

わざわざ自分が永住権を持つアメリカからイギリスに移り、MBAを取りに来たのは、自分の夢実現のためである。10年の時を経てロンドンでのYとの再会、熱い語りが改めて自分の夢実現へのコミットメントを強めてくれた。

有難うY。お互い頑張ろう!

次回は、私の夢、そしてその夢実現のために、なぜMBA、なぜケンブリッジを選んだのかを書こうと思う。



☆ 人気blogランキング 参加中 ☆

クリックして ★ 一票 ★ 応援ありがとう!



  
Posted by goa2ibiza at 01:11Comments(31)TrackBack(1)

2005年05月20日

スタンフォードMBA : 受験(1) MBAってなぁに?

MBAな一週間

hbs case






今となっては『MBA』を聞いたことが無い、という人は少なくなってきた。でも具体的にMBAで何をどう勉強して、その結果何が得られて、それがどう使えるのか、理解している人は少ないと思う。何回かに分けてこのことについて書きたい。

何を勉強?
MBAはMaster of Business Administrationの略で、訳すと経営修士号。他の修士号と違って、研究をしたり修士論文を書くことは無く、経営実務に関する知識と分析力の習得、グループ・ワークを通じてチーム・ワークとリーダーシップを磨く。またBusiness Administration(ビジネスの管理)と言っても営利目的の組織に限らず、非営利組織の管理も含まれる。スタンフォードはその非営利組織(NPO:Non-Profit Organization)管理に関するコースにも力を入れているのが一つの特色である[Public Management Program]。

どう勉強するの?
米国MBAは通常フルタイムで2年間。9月に始まり6月に終わる。スタンフォードの場合、1年目は殆どが必修コース(コア・コース)で、ジェネラル・マネージャーに必要とされる基本的な内容がカバーされる。オリエンテーション、そしてプレ・タームから始まって1年目の春学期まで必修コースが続く。それ以降は選択コースとなり勉強量を自分なりにコントロールできるが、それまで秋学期をピークにして地獄のような日々が続く。

授業の殆どはハーバード・ビジネス・スクールが作成したケースをもとにディスカッションが進められる[Case Method]。また一般的には大企業経営を前提としている内容が多いが、スタンフォードの場合は土地柄、ベンチャー経営の内容も他のMBAに比べて多いと思う。

必修コース一覧
■ プレ・ターム : チームワーク、倫理
■ 秋学期 : 財務会計、経営経済学、データ・意思決定、モデリング・シミュレーション、組織行動ダイナミックス
■ 冬学期 : ファイナンス、マーケティング、生産管理、ノンマーケット戦略、情報システム管理
■ 春学期 : 組織戦略、ヒューマン・リソース、管理会計

どんな一週間?
どんな一週間を過ごすかというと、通常一学期間(13週)で5つのコースを履修し、各1時間45分の授業を一週間に2回。週17.5時間は教室で過ごす。それも出欠のみならず、授業中の貢献度(contribution)が成績に反映されるので欠席は殆ど認められない。残りの時間は予習に費やされる。余裕のある人は復習にも時間を割いていたが・・・。授業は、事前に教科書とケースを読み、問題点を分析して、考えをまとめた上で出席することを前提としている。日本の大学のレクチャー形式授業に慣れていたので、自分で予習をして、ディスカッション形式の授業で60人以上の学生を前に自分の意見を述べることに最初は戸惑い、その準備に予想以上の時間が掛かった。授業1回分の予習に最低3〜7時間は必要だったので(特に最初ケース・スタディに慣れるまでは時間が掛かってしょうがなかった)週30〜70時間は机に向かう。これにグループ・ワークがあると要領良く行ったとしても週2〜10時間ほど取られる。それ以外に課外活動や火曜日夜はパロアルトという町のバー、木曜日夜はビジネス・スクールの外でビールを飲みながらネットワーキングをする。一週間の168時間のうち、100時間近くは勉強、残りは課外活動、睡眠、食事。特に仕事をしていたときよりも、勉強は頭を使うためか睡眠時間が必要不可欠だった。

留学する前に「MBAエッセンシャルズ (内田学、東洋経済新報社)」という本を買って行ったが、かなり重宝した。最も基本的なことだけとなるが、必修コースの概要を掴むのに役立った。MBAでどんなこと勉強するの?という人には参考になると思う。

Amazon mba essentials








MBAエッセンシャルズ (内田学、東洋経済新報社)



☆ 人気blogランキング 参加中 ☆

クリックして ★ 一票 ★ 応援ありがとう!



  
Posted by goa2ibiza at 04:28Comments(27)TrackBack(0)